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本に関する記録

【読了】99の羊と20000の殺人(植田文博)

心臓のように大切な 原宿コープバビロニア 』の改題・改稿作品で、著者初の文庫作品。Twitterで見かけたのをきっかけに気になっていた一冊です。 人気の若手ミステリー作家知念実希人氏の推しもあり、読みたい本リストに入れていました。

 

この作品は、中断しがたい要素が多分にあるため時間を確保しての一気読み推奨!

読んだ本について

99の羊と20000の殺人 (実業之日本社文庫)

99の羊と20000の殺人 (実業之日本社文庫)

  • 作者: 植田文博
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2019/08/03
  • メディア: 文庫
 

寝たきりで入院中の息子の病名を調べてほしい――。
副業で探偵業を営む新本慶一と佐々木綴の元に、依頼が舞い込んだ。
調査を始めると、奇妙な「連続病死事件」が発覚する。
その裏には、江戸時代から続く摩訶不思議な風習と奇病の存在が……。
衝撃の真実とは!? 

改稿の際、余計なものは削ぎ落としたそうで、とても読みやすくページをめくる手が止まらず一気読み。展開・会話のテンポ、キャラクターの心情表現が見事で、目の前で繰り広げられている様に感じました。

 

本作の参考文献が最終ページ直前に掲載されていますが、読み終わるまで見ない方が物語をより楽しめると思います。

登場人物のモデルと続編について

原宿コープバビロニアの慶一と綴のモデルとなった有名人、次作や凹凸コンビの過去について、著者 植田文博氏がインタビューで応えています。

登場人物のモデル

このキャスティング・主題歌バンプでドラマ化されたら凄いですよね!して欲しい!しかもアメリカドラマ風にシーズン制の長編希望!(言うのはタダ 笑)

著者 植田文博氏『99の羊の20000の殺人』インタビュー

(エフエムふくやまブックアンソロジー/ラジオ放送)

読了メモ

ある依頼からサークルに加入すると江戸時代、御試御用の弟子を先祖に持つ人のお屋敷へ向かうことになり、奇妙な病気や呪いの言葉、風習を聞いたかと思えばある人は外国で抗争のある国へ行ってた話があったりと、どう繋がるのだろうと思いながら読み進めました。

 

江戸時代からの風習や奇病が不気味さと不可思議さを加え、真相が早く知りたくなります。なかなか重い内容ですが登場人物のキャラクターでサラッと読めるのも良かった。エピローグが閉じた瞬間の充足感は最高でした!意味不明と思われたインパクトのあるタイトルも読了後はなるほど納得。

 

シーンそれぞれで背景が全く違うため、これはどこへ行きつくのだろうと目が離せなません。原宿のコープバビロニアの凹凸コンビにまた会いたい(ほんとにシリーズ化して欲しい)。

この作品の関連書籍と参考文献

[関連書籍]

原宿コープバビロニア:心臓のように大切な

原宿コープバビロニア:心臓のように大切な

  • 作者: 植田文博
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2017/08/28
  • メディア: 単行本
 

  [参考文献]

   

著者:植田文博氏の受賞作品

経眼窩式

経眼窩式

  • 作者: 植田文博
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2014/05/15
  • メディア: 単行本
 

(2013年)島田荘司選 第6回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞

(2015年)早川書房 ミステリが読みたい!2015 新人部門第3位

関連リンク

植田文博【公式】https://www.uedafumihiro.com/

植田文博【Twitter@uedafumihiro

知念実希人【note】https://note.mu/mikitochinen

知念実希人Twitter@MIKITO_777